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こんにちは、蒼生です。
もうすぐ自民党総裁選らしく、今回は派閥が解消されたため、我こそはという人がたくさん立候補しています。
自分は自民党員ではないので、ぶっちゃけ何の影響力もないし、蚊帳の外なんですが、
河野太郎総裁候補の公約(?)が今まで無視され続けていた若者層のニーズを的確にとらえているので記事にします。
※重ねて言うが、自分は非自民党員で何の影響力もないし、河野氏の支持者というわけでもない。
若者層(30代以下)は自民党から無視されすぎている
2023年時点の39歳以下人口は29,111,000人です。(未成年含むので有権者はもっと少ない)
この層こそ、未来の日本を作るもっとも重要な層なのに、政治的に無視され続けてきました。
何故なら票田は明らかに高齢者で、日本の65歳以上は3621万人もいるからです。数で1000万人以上の開きがあるので、無視され続けています。
だから若者が選挙に行っても少数派でまったく声が通りません。政治的にも軽んじられています。自民党政府は、現役からは社会保険料その他で苛烈な増税を行うのに、高齢者には医療費1割負担とか、年金増額とか色々な手当(ばらまき)を行い続けています。
民主主義は数が多いほうの声が通るので、こうやって高齢者層が孫子の財産に手を付けて、未来を悪気なく食いつぶし続け、そのせいで少子化を促進しています。
(孫はいい歳して車も買おうとしない、と呆れている高齢者がいて、隣人が重すぎる社会保険料の話をすると、知らなかった。と驚く人もいるとか。制度がこうなっているので、一人一人は悪気なく孫子の未来を食いつぶしている。もっと正確に言うと見ず知らずの子供の未来を食いつぶしている。自分を守るために、わが子を食らったサトゥルヌス・クロノスのように)
自民党はずっと、高齢者層に手厚い支援を行いつづけています。
今の破綻しかかっている制度を作ったのは自民党です。分厚い高齢者の票田を無視することはできません。しかも若者層とは1000万票も差があるので、どちらを重視すべきかは自明です。しかも若年層の方を向いた政策をすると、下の世代を上の世代が搾取する構造になっているせいで、奴隷の願い(若者)と奴隷オーナー(1割負担の高齢者)の願いが相反するため、社会保険料を下げるというと完全に高齢者を敵にまわしてしまいます。
維新が医療維新という網羅的な医療制度改革を作って、各方面からフルボッコになったのを見ればわかる通り、
社会保障は日本最大の既得権であり、これを守りたい人が業界人も一般人(高齢者とその親を持つ世代)もたくさんいます。
日本の支出の3割以上を毎年消費するのですから、ここにメスを入れなければ他の分野にお金は回りません。(逆にここにメスを入れられると、既得権でぬくぬくしていた人達は相当困る)
でも河野太郎氏はX(旧ツイッター)のフォロワーが多いせいか、自民党の中では珍しく若年層のニーズをちゃんと把握しているようなのです。
本来は、年齢的にも若い小林鷹之氏や小泉進次郎氏がこのポジションをとるべきなのに、マーケティング力の差なのか河野太郎氏にとられてしまいました。
(小林氏はふわっとした社会保障改革しか言っていない。それは言わないのと同じで、誰も敵に回さないというのは誰も味方にならないという事。小泉氏は当たり障りのない発言を続けているので、最大票田を失うこの話はしないと思う)
河野太郎氏が総理になったらやりたいこと
https://t.co/wAq6QpoAGC pic.twitter.com/9Gk0YEAoju
— 河野太郎 (@konotarogomame) August 31, 2024
https://t.co/xZ97ZFwWPC pic.twitter.com/Jm9YTy9iDE
— 河野太郎 (@konotarogomame) September 1, 2024
現役世代の保険料の負担を軽減したいと考えています。
2021年度に、協会けんぽの保険料収入は9兆9千億円ありましたが、この年度の医療保険の給付額は6兆7千億円でした。… pic.twitter.com/mo7v2DzyDc
— 河野太郎 (@konotarogomame) September 1, 2024
2024年9月2日時点では3つだけ発表されています。スマホ投票はシステムをなんとかすればいいので、多くの人が賛成すると思います。誰も損しません。便利になるだけです。18歳立候補も、若者に権利が拡大するだけなので、あまり抵抗はないと思います。
3つ目が画期的です。
自民党なのに社会保険料負担の軽減に言及し、しかも今の状態では保険なのに保険になってない、税と同じだという問題認識を言語化したところが多くの若者の共感に結びついています。
爆増する社会保障と特定世代限定の重税になっている社会保険料の問題は、心ある政治家なら誰もが問題意識を持っていると思います。
今年は多くの企業が賃上げしましたが、社会保険料負担も増えたので、手取りは増えていません。(しかも賃上げがないところも多い)
いくらがんばっても全く成果としてかえってこないので、労働者はやる気を失って国全体の生産性も下がった。という社会主義国の失敗原因と同じ状況を作り出しています。
若者は30年給料があがらない状況の中、社会保険料だけは右肩上がりで上がり続け、自分一人が生きていくのがやっとの状況で、とても結婚や育児を考える余裕などありません。
↓先日柳井氏が人手不足を理由に移民推進を主張していたので、ユニクロの給料を調べてみた。地方正社員の給料が23.9万で、手取り計算したら18万だった。18万で子供は養えません。しかも怖いのは、大企業の正社員の給料がこれなのです。少子化すすむわ。。しかも有効求人倍率1.28で人手不足とか意味わからん事言ってる。
今の社会保障制度は時限爆弾
社会保険料は現役世代限定の増税で、票田の高齢者には無関係です。
だからこの問題を知らない高齢者も多くいます。
もし、河野氏が総理になったら、これは国論を二分する政策になるため、総理がテレビで国民に理解を求める放送をするとか、そういう特別な事が必要になると思います。
でも若い世代が苦しくなってでも、自分が楽できればいい、なんて考えている人非人高齢者はそう多くないと思うのです。
知らないから、制度にのってモラルハザード的に医療資源を浪費しているだけなので、ちゃんと理解を求め、負担を上げる事を要請すれば、国民はバカじゃないのでちゃんと理解してくれると思います。
(医師会から献金をもらっている議員が妨害しにくるかもしれないけど)
2025年には国民の4人に1人が高齢者になります。
このままでは、高額医療費制度や窓口負担1割等で大変な額の医療費になります。また、本人の望まない延命治療が行われ、医療虐待と過剰な医療費の浪費が全国的に行われます。看取りや安楽死の制度がないせいです。
無限に医療費が浪費され続け、その財源をわずかの現役世代で賄う今の制度は持続不可能です。
今の制度を維持したがる人々は、すぐに命を盾にしますが、その命を数年のばすために若者の未来への富を奪い、子供を産むのをあきらめさせ、会社を倒産させて働き場所を奪い、時には自殺に追いやっている。という事実を知らせるべきです。数字を見てほしいと思います。
いずれにしろ、日本の社会保障は持続不可能な制度であり、これを改革するのは最大の既得権に切り込む行為です。
日本の未来を考える、という人は一人残らずこの日本が抱えている時限爆弾(しかももうすぐ爆発する)について言及すべきなのです。
中国の脅威をあおる人もいますが、それとは別に国の中に仕込まれたこの社会保障爆弾を心底恐れるべきではないかと思います。中国の侵略はあるかもしれないし、ないかもしれないけど、社会保障爆弾は必ず爆発しますから。直近で恐れるべきがどちらかは自明です。
また、仮に中国の侵略を恐れるというのなら、それこそ中がボロボロになったときに労少なくして得るべくやってくるのですから、内憂を先に取り除いておくべきです。
(自民党の思想だけ保守が頼りない一番の理由。総裁選でもアベノミクスで破綻が証明された経済理論を掲げている人達ばかりでがっかりする)
医師会から支援を受けている議員も自民党にはたくさんいるので、この政策が議員たちに支持されるかはわかりませんが、総裁選で社会保障問題が議論されるのはとてもいいことだと思います。多くの自民党支持層に、今の社会保障は持続不可能で変えなければいけないという認識を持ってほしいと思います。
※なお、重ねて言いますが私は自民党員ではないので何の影響力も持っていません。
保険というなら、65歳以上と65歳以下で負担率を変えなければならない。↓
65歳以下は年平均50万以下なので低負担の3割でもいいが、それ以上は年齢があがるにつれ医療費が伸び続けているので負担率5割でも足りるかどうかだ。この部分を逆に1割負担とかにしているせいで、日本の富が保険料として若者から高齢者に移転し、しかも高齢者は何も使うところがないので死蔵させている。高齢者になれば自然と体にガタが来るし、死はさけられない。という生命としての当たり前な事を忘れ、低負担のせいもあり、数年の延命のために若者世代に過重な負担を強いて医療資源を大量消費し続けている。制度がモラルハザードを誘発している。
看取りを制度化して、医者の責任や負担を軽減し、延命にかかわるものや認知症を遅らせる薬のようなものは保険適用から外し、利用の際は完全自費にすべきだ。
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