綺麗な人は怖いという人(劣等感を克服する方法)

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こんにちは、蒼生です。

この前面白い事を言う人がいたのでこの記事を書きます。

綺麗な人を敵認定する人達

何が面白かったかと言うと、「綺麗な人は怖い」と言っていたことです。見た目レベルが高い異性に会うと、第一印象が「怖い」になってしまい、その人の中で敵認定されるらしいのです。そう言っていた人は見た目普通な人です。内気そうな感じでした。

見た目が綺麗すぎると、第一印象がヤクザ顔の人と同じように「怖い=近寄ってはいけない」に分類されるらしいのです。

でも、きれいな人は嫌い、苦手、という声はわりと聞きます。そういう人達は異性に「安心感」を求めているらしいのです。

安心感を覚える顔というのはその人の感覚でいう「綺麗ではない人」の事を言うようです。人は自分に似た顔に安心感を覚えるらしいので、たぶん自分に似た顔です。そのため、敵認定されるのはその人の顔からほど遠い顔の人達です。

一定数、相手の見た目が良すぎると、自動的に劣等感や恐怖感を抱いてしまう人がいるようです。

別人種とか、脅威を与える存在くらいに見えているようです。

前、アジア1の美女と言われるアンジェラ・ベイビーの写真を色んな人に見せた事があります。私はとても綺麗な人だと思っていたのですが、それを見た人は男女共にマイナスな印象を口にしました。整いすぎた顔は逆に冷たさや非人間的というマイナス印象を人に与えるようなのです。予想外でした。結局誰もポジティブな評価を口にしませんでした。良くて整形顔と言われました。日本のタレントは見た目的にも少し崩れた部分や不完全な部分があるほうが人気が出るらしいので、国民性として完璧で美しい顔は求めていないようです。

おそらく、親しみを感じられるくらいの普通な顔が、日本の美人顔です。

本質は自分の中にある劣等感

見た目が綺麗な人に対してネガティブな反応をするのは、おそらく自分の中に強いコンプレックスをもっていて(外見他)、容姿が良すぎる人に出会うとそれが刺激されてしまい、そばにいるだけで攻撃されているかのような錯覚を覚えるからだと思われます。

そういう人は少なくないようです。目もあわせてくれない、初対面で緊張する、と私も何度言われてきたかわかりません。子供のころは自分の顔は怖いのかもしれないと思っていました。大人になったら、外国人かハーフかと言われるので関西関東の平均的な顔と違うからそんな失礼な事を言ってくるのかもしれないと思っていました。

でも最近になってやっと、それはすべて相手の内面の問題らしいとわかってきました。

劣等感はおそらく皆少なからず持っています。オードリー・ヘップバーンだって自分の外見にコンプレックスを持っていました。

外見に対して過度な評価をする環境にこそ問題がある、とするのがルッキズムという言葉を使い批判をする人の立場です。問題の外在化によって無理にでも問題の撤去を主張します。(その結果、ミスコンを中止させたり、色々なところで自分勝手なクレームをいれる)

しかし、コンプレックスが本質的な問題であるとするならば、外部の劣等感を刺激するトリガーをいくら撤去しても意味がありません。外見を気にしている人はカウンセラーに行って、自分の心の問題と向き合ったほうがいいと思います。

というのも、「綺麗な人は怖い」と言う人がいる一方で、同じ人物に対して恐怖を覚えない人もやはりいるからです。

劣等感を克服する方法

①自信は買えないが、服は買える。

自分に劣等感がある人は、身なりに無頓着な人が多いような気がします。自分を客観的に見る事ができていないので、まずは姿見を購入するところから始めるのがいいのではないかと思います。

それから、自分に自信がないという場合は、服で無理やり自信をつける方法があります。

自信は買えませんが、服なら高くても数十万で買えます。自分の価値は0だと思っている人でも、高い服を着れば無理やりにでも自分にも価値があると感じることができるはずです。

服のセンスがないなら、男性ならスーツを買えばいいし、女性なら洋服屋さんでトータルコーディネートしてもらうのが良いと思います。それだけで周りの見る目がだいぶ変わります。自分に自信がなくても、身につけているものが高ければ、それで間接的に自分に自信をつける事が出来ます。

②筋肉は裏切らない

筋トレをしはじめて、性格が明るくなったという人に出会った事がありませんか?習慣的に筋トレをする人で自尊心が低い人にはなかなか出会いません。筋トレをすると脳内レベルでやる気ホルモンが出るので、ポジティブになって、精神病も改善するようです。

肥満だったり、がりがりな人はその体型のせいもあり、自尊心が低くなりがちです。顔は生まれつきですが、体型は本人の意思の問題なので変えることができます。

③仕事をがんばっている

多くの人にとって、仕事はその人のアイデンティティーを形作る要素です。趣味が仕事という人はだいたいポジティブです。好きな事を朝から晩までやっているせいでしょう。逆に嫌々仕事をしている人は本当に辛そうです。

仕事をがんばると収入も付随します。自分の努力に対してきちんと金銭的な報酬がともなっている場合、それも自信につながります。男性は特に収入の多さを自己の価値や自信と結びつける人が多い気がします。そのため、自尊心が低くてどうしようもないなら、とりあえず仕事をがんばって収入を増やすのが一番現実的で効果がある方法だと思います。

④知力をあげる

本を読んで知力を上げるのも筋トレと同じくらい効果があります。

自分は子供のころ、色々な古典を読んでいたこともあり、かなり老成した子供でした。そのため、財は自分の中に作るものであり、華美な服装は自らの浅はかさを覆い隠すためのものだ、位の事を考えていました。10代のころ服がぼろくてなじられても逆に相手に対して、中身のない奴だな、位の事を思っていました。そのためノーダメージでした。でも老子の本を買ったり、名言集を引用したりするので、祖母に気持ち悪がられた記憶があります。(基本人間は誰しも顔でも性格でも知的レベルでも同質なものを好むから)

良し悪しはともかく、歴史的な本は、偉人の英知を簡単にインストールすることができます。

自尊心の低さは内面の強度の弱さからくるので、知的体力をあげるとだいたいのことはノーダメージになります。

筋力をあげるか、知力をあげるか、どちらかで自尊心の低さ、劣等感はかなり解消されるはずです。逆にどちらもしていないと、自信はつきません。

⑤苦手な事や向いてなさそうな事をあえてやる

これは私の習慣ですが、それなりに効果がありそうなので紹介します。

人生の戦略として大別すると2種類あります。

①自分が苦手な事やできない事を一切やらず、得意な事だけやる。

②苦手な事を克服して、できる事を増やしていく。

①は有名なインフルエンサーたちがそれをやっている事もあり、人気があるようです。でもそういう人達はまず「得意な事」を見つけて、それを先鋭化させるという切り捨て戦略をとっています。学校での勉強を捨てた子役や、スポーツに人生を捧げるスポーツマンのように割とストイックです。しかも得意な事は並みにできるレベルではダメなので、圧倒的にできるレベルでなければいけません。この方法で成功する人もいると思いますが、一点突破でリスクもある方法だと思います。(投資だったら一つのリスク商品に有り金全部突っ込む感じ。)

②は多くの人がとる方法だと思います。私も②の方です。小学生のころ初めて自分で買った本は大人向けの「話し方の本」でした。たぶん小学校3年か4年のころだったと思います。付箋をはり、下線を引いて、だいぶ読み込んだ記憶があります。1年の時に家が全焼して引っ越して、その先で2年の時にクラス中からいじめられたので、しゃべるのがうまくないのではないかという自覚から、とりあえず話術を鍛えたほうがいいのではないかと思い買いました。その後大人になって、一番向いてなさそうな営業をやってみたのも、しゃべるのが苦手だったからです。でも営業をすると苦手な事をしながらお金をもらえるので一石二鳥です。話すのがうまい人の真似をするとちゃんと数字も作れたので、話術は訓練だと思います。

また最近も自分に一番向いてなさそうな事をとりあえずやってみました。落ちると思って話のネタを作るために応募したら予想外に通過したので、何が苦手か得意か、向いているか不向きかというのは意外とわかりません。

多くの事は、勝手にできない、と線引きをしているだけかもしれないので、可能性を広げるためにもとりあえずやってみるのが良いと思います。思いのほかできたりします。それに、その挑戦もまた、自信につながります。

自信は努力の産物

簡単な劣等感の克服方法をいくつかあげてみました。

劣等感がある人や自尊心が低い人は、それまでの人生で自信を作ってこなかっただけだと思います。

自信は作るものなので、簡単なものなら服を買うところから始める事ができますし、筋力や知力のように日常的な努力で作り出す事もできます。それをしていなければ、ありのままの自分があるだけです。ありのままの自分に価値を認められるほど達観していればいいですが、それは仏教でいうところの悟りの境地なので、修行もしていない状態では難易度が高すぎると思います。

体型で劣等感を持っている人は、原因が自分の食欲か運動不足にある事を知っています。しかしそれを改善できていないので、劣等感を消すこともできずに負のスパイラルになっていきます。

でも、要は今から努力して自信をつくればいいだけの話です。周りの環境や親の育て方や自分の心身の特徴を原因にあげて劣等感を正当化しようとする人がいますが、全部違います。同じ条件でも自信満々に生きている人も大勢いるのに、自信を持てていないのは何故か、冷静に分析すれば問題の所在が分かります。

自信の根拠として生まれつきのものを求める人はいます。特に十代に多いようです。十代は経験値が少ないので生来の差が際立ちます。でも持っている側は持っている側で何か不足を感じています。人は生来のものにはあまり価値を感じられないからです。逆に努力して獲得したものはそれがどんなものであろうと誰しもが強い価値を見出します。要は対価を払ったかどうかの差です。

そのため、わずかでも努力ができればそれまでの自分に努力による成果が付加されていき、自己認識もおのずから変わっていくはずです。

いわゆる美しさがなくなる時代

最近多様性の美というのが広告業界のトレンドになっているそうです。

特に欧米企業がそれをやっているようです。

かつてのスタンダードな美人ではなく、今まで評価されなかった人達も美しい、という形のトレンドです。そのため、ブロンドで背が高くて白人、という人を広告から外し、逆に背が低い、肥満、白人以外、で広告を作ったりしているようです。

美の基準は時代と共に移り変わっていくので、今はそういう様々な軸で美を表現する時代なのだと思います。

ファッションだと、スーパーモデルが着るよりも、自分と同じ体系や見た目の人が着ているほうが親近感がわくし、着ているイメージもわきやすいという事で、売れやすくなるそうです。

美は客観的な評価軸です。

しかし、その軸を自分側に持ってこようとしているのが今のトレンドなのかもしれません。自分側にその基準が来た時は、どんな不完全さも主観的な美に変わります。「いわゆる美しさ」がなくなる世界です。

そのため、今とその先では美しいという基準は少しずつ変わっていくだろうと思いますし、

外見コンプレックスを持つ人にとっても、それを認められる価値観が形成されていくのではないかと思います。

ただ、やはり多くの場合は心の問題なので、それを認めるかどうかはやはり本人次第だと思います。

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