仁徳天皇から学ぶ免税政策(仁徳天皇陵と高津宮)

旅行記

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こんにちは、蒼生です。

先日仁徳天皇陵と仁徳天皇をお祀りした高津宮に行ってきました。

仁徳天皇は4世紀から5世紀に在位した16代天皇です。その御陵は世界最大の面積をほこるとされています。高さではエジプトのピラミッド、容積では中国の秦の始皇帝陵が世界一なので、世界三大墳墓の一つに数えられています。

仁徳天皇陵は、あらかじめ予想はしていましたが…地上から見ると完全に「森」です。歩いても歩いても堀のある森が続きます。

しかも天皇家の墳墓なので中に入る事もできません。参拝所とされるところがあるのみです。そのため、一応世界遺産ですが、仁徳天皇がどんな人物か知らないで行くと、圧倒的につまらない場所です。

参拝所↓

堺市は周囲に博物館とか美術館とかがある場所なのですが、月曜日だったせいでどこも閉まっています。(ミュシャ美術館に行きたかった)

ちなみに、堺市に行く前に大阪市内の高津宮に行きました。

ここは住宅街の中にある神社で、境内の中にカフェがあるのでぼーとできます。市内の喧騒も聞こえず、とても穏やかな空気が流れています。

仁徳天皇は「かまどの煙」という逸話が有名です。

仁徳天皇がある日山の上から人々の住むあたりを見渡すと、食事時にもかかわらず、どの家からもまったく煙が立っていませんでした。そのため仁徳天皇は「民は食事をすることもできないほど困窮しているのか」と悟り、それから3年の間課税と労役を免除します。そして3年が過ぎ、やっとまばらながらかまどの煙が立ち始めます。この時点で課税してくれと諸国から要請されたそうですが仁徳天皇はまだ課税せず、そこからさらに3年税の免除を延長します。

朝廷の税収はその間ないので、天皇御所の修理もままならず、雨漏りもしていたそうです。仁徳天皇は乾いている場所を探して寝ていたそうです。

そして免税期間が切れた3年後、家々からは勢いよくかまどの煙が立ち上るようになりました。それを見て、やっと税を徴収するようになります。

仁徳天皇は民を思う帝という事で、聖帝と呼ばれ、この姿はその後の天皇にとって模範とされつづけます。

日本の景気が良くならないのは、景気がよくなりかけた時に税をかけるからだ。と言われます。タイミングが悪すぎて、活かさず殺さずになっています。

もし、かまどの煙が幾筋か立ち上り始めた段階で税を徴収しはじめてしまうと、民の力をそいで、それまでの免税期間も水の泡になってしまいます。そういう経済感覚を民への思いやりから仁徳天皇は会得していたのかもしれないし、今の政治家はそれをやってはいけないと、知識としては知っているけれど、辛抱がきかずに病み上がりの状態で課税し続けて失われた30年を作り出してしまったのかもしれません。

負担を軽減する措置をするなら、このくらい思い切った事をやらないとそもそもやる意味がない。という事をこの逸話は示しています。

(高津宮のかまど↓寄進されたもの)

仁徳天皇陵はおよそ20年ほどの歳月をかけて作られたものだと言われています。

これに関しても、エジプトのピラミッド同様に公共事業だったのではないかと言われています。

このあたりの治水や灌漑をやって出た大量の土砂を1か所に集めて、墳墓として再利用したのではないかと言われています。

このあたりにはたくさん古墳があるので、歩くとすぐに古墳を見つけられます。

古代日本の高度な建築技術や治水技術の片りんを見る事が出来ます。

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