ゲーム制作近況 割とマルチタスク

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こんにちは、蒼生です。

最近かなり素材もそろってきて制作自体はうまくいってるんですが、

マルチタスクすぎてヤバイです…!

ぜんぶ自分でやると…

ゲーム開発の部分では 

言語処理、聴覚処理、視覚処理 のクリエイティブディレクションとマネジメントをやりつつ、自分でも素材制作してるんで、この時点でもけっこうマルチタスクです。

特に言語と視覚・聴覚は明らかに使ってる脳が違うので、切り替えに時間がかかったり、ストレスがかかったりします。言語処理に集中してた後に聴覚・視覚処理をしようとすると感度が下がったり、上手くアウトプットできなかったりします。(逆もある)

あんまり色々高負荷な事を同時進行でやらないほうがいいんですが、

いかんせん、自分しかいないんで。

仕事でもないんで、私がやらないと本当にプロジェクトが止まってしまうので

大変でもなんでも、とにかくやるしかない!

でも女性って脳梁の関係上、左脳と右脳の情報の交換は得意らしいんで

この高負荷な切り替えも、がんばればなんとかなるんじゃないか?

むしろ鍛えられるんじゃないか?くらいに気楽にとらえてます。

 

…なんだかんだいって、これはまだクリエイティブな領域なので

私がちょっとがんばればなんとかなる範囲です。専門領域なので。

宮崎駿が鈴木敏夫の仕事もやる感じ

でもこれに加えて

クリエイティブ外の事もやりはじめたせいでかなりストレスです。

作品が今年中にはできそうなので、

それをどうやって売っていくかとか、どういう事をすればいいかとか

マーケティング的な事を色々勉強しつつ制作の合間に頑張ってやってみよう

…的な状態なので、本当にマルチタスクです。

宮崎駿が鈴木敏夫の仕事もやってみる的な難易度ですww

宮崎駿、鈴木敏夫の仕事が大事なのは知ってるけど鈴木敏夫の仕事には全然興味ないよね。

私も必要だから勉強してますが、改めて向いてないのがわかるし

あんまり興味ないなあ…って、なってしまう自分がいます。

なんで興味がなくなってしまうかというと、

能力的にトレードオフになりやすいからです。

ビジネスマンとクリエイターは明らかに見ている世界が違います。

根本的に物の考え方も違うようです。

だからどちらかに注意を割かないといけないので、結果的にどちらかを一時的に捨てることになります。

クリエイターはたまにいいアイデアが浮かんできて、それを待ってるような人種なので、こういう切り替えが苦手です。

切り替えることで能力が一時的にでもオフになるので、それが嫌なんです。

(ブラームスの、面白いアイデアがあったら寝かせて、忘れたころに熟成した良いアイデアが浮かんでくるようにする。というのを、クリエイターは教わらなくてもみんなやってます。これができないと狭い意識をフル稼働させてやることになるので一生懸命がんばってもパクリとか寄せ集め作品になります)

宮崎駿と鈴木敏夫は能力的に同居しづらいようです。

だから普通の会社は、クリエイティブな専門職と販売する専門職を完全に分けてるんですけどね…。

 

とはいえ、そんなコンテンツ制作のプロ、クリエイターと、

販売のプロマーケターや営業職を完全に切り分けできるのは、そうした販売のプロたちを雇っている企業くらいです。

漫画、アニメ、ゲーム。どのエンターテイメント作品だって、

普通はマーケターが「ぜったい売れる!」という販売戦略をねって(これ出来なかったら彼らの存在意義はないので絶対勝てる戦略を練ります)、営業部隊が営業しまくって、何千万、何億と広告までだしてようやく売ってるんだけど、

普通の人は知らないし、気づかれないようにしてます。

(マーケターは軍師で、営業は歩兵です。コンテンツ制作者は武器係みたいな…。実は何を売るかよりも、どうやって売るかの方が大事。武器性能がものを言うのは、刀対マシンガンみたいな格差があるときくらい)

うまいマーケターは、買わされてるって相手が気づかないようにして売るのが本当にうまい!だから売れてますし、これを気取られると消費者は買わなくなります。

このセンスは知識以上のものだと思うし

片手間で勉強しても宮崎駿は鈴木敏夫にはなれないような気がしてます。

(逆もしかり)

一人でも、まずはやらないといけない

圧倒的に不利…というか、戦力足りなくない?以前の

「そんな装備でだいじょうぶか?」状態なんですが

そんなこと言って準備万端になるのを待ってたら

いつまでたっても「何も」始まらないんで

何時から何時まではクリエイティブとか、この日はマーケティングの勉強しかしない!とかやって無理やりやってます。

正直ものすごいストレスです。

文章書いてからの絵を描くとかの切り替えどころではなく、別人格になるレベルで

物の見方や考え方を変えないといけないので。

本当に手がつかない…!!

…ですが、インディーズゲームを作って売るっていうのは

それだけめんどくさくて大変なことなので、始めたからにはやるしかないですね。

何をやるにしても、まずは一人です。

最初ゲームを作ると言ったとき、

色んな人から反対されたり馬鹿にされたりしました。

協力者も文字通り0で、

むしろ  失敗してくれという期待 だけは集めてたくらいです(笑)

それでも彼らの期待を裏切って、一人ではじめて一年以内にちゃんと体験版を出すことができました。

彼らは自分を投影して、絶対できないと信じていましたが

私には具体的にどうすればできるのかその道筋が見えていたので

粛々と行動しつづけて、当然の結果としてここに辿りつきました。

制作に関しては、私はクリエイターなので、私ができると考えてできない事はありません。

ですが、販売となるとその外側の仕事です。

他人とか大衆とか、もっともコントロールしにくいものを対象にした

確かなセールススキルが必要です。

ゲームはいろんな人の協力のもとにできるものなので

この制作にはいろんな人が関わっています。私は開発総責任者として、これをコンテンツとしても成功させて、彼らの見事な仕事ぶりが多くの人に評価されてほしいと思っています。

それを実現するには、宮崎駿の能力だけではダメで、

鈴木敏夫の能力も必要なのです。

そのためにもまずは、

勉強して、いろいろと努力するしかありません。

がんばってはいます…が、普通に考えて

いくらがんばっても戦力は増えないし、

私の時間も30時間にはならないんで

…いろいろやりながら、

がんばらなくてもいい方法を同時に考えてます。

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