こんにちは、蒼生です。
もうすぐ参議院選挙という事で投票率の低さが話題になっています。
参議院は衆議院と異なり選挙がないので一度当選すると6年間もその地位を保証されます。だから国家国民のために働きたいという人が立候補する反面、選挙もなく安定した地位を得られるからという理由から立候補する人も少なからずいるはずです。
前回令和元年の参議院の投票率は48.80%でついに50%をきる状態になりました。
これを、今の人は本当に政治に関心がないとみる事もできますが、私は行きたくてもいけない人が増えているのではないかと考えます。
今日本は歴史的な円安に見舞われています。円安による倒産も増えているようです。
それなのに賃金はあがらない。悪い円安と言われている、スタグフレーションの状態です。
だから個々人はなんとかやりくりするために労働時間を増やしたりしているのではないかと思います。具体的には副業ブームとして、みんな空いた時間を少しでも利用して収入に結び付けようと努力しています。2021年は労働人口の12%が副業しているそうです。日本人は勤勉だと思います。
こうしてお金もないし暇もない状況で、どうして投票のために半日から一日潰すことができるでしょうか。(地方だと投票所はかなり遠くにあったりします。交通費をかけてまで紙に名前を書きに行くなんて、やめたくなるのも分かります)
その時間があれば仕事をして多少なりともかせぐことができるのに、わざわざ投票所までいって、並んで、鉛筆で名前を書いて、箱に入れるという超絶アナログな事をやらないといけないなんて、時間と心に余裕がないと許容できません。
だから働きざかりの人や若い人の投票率が下がってしまい、結果年金というベーシックインカムで生活している高齢者の票でうかってしまうという人が増える事態になるのだと思います。
必要なのは投票しない若者や働き盛りの世代を批判することよりも、いまだに超絶アナログで非効率な事を堂々と巨額のお金をかけてやっている政府の側であって、その非効率さが国民の生活苦からくる許容限度をはるかに超えてしまっていると考えるべきではないかと思います。
マイナンバーを来年からスマホに入れる事ができるようです。
それにより行政手続きの簡素化が期待されています。
私はぜひ選挙の際はスマホで投票出来るようにしてほしいと思います。
毎日寝る時間以外はすべて働いて、生活費を稼いでいるというような若い世代は増えてきています。そんな彼らに半日から一日を提供するようにいうのは酷です。そして不可能です。
でもそれほど忙しく働いている人でも5分~10分くらいはあります。
その短い時間で投票できるように制度を変えるべきだとおもいます。(しかもスマホで投票できるようにすれば投票日にプッシュ通知を送って投票を促すこともできる)
投票率の低さを批判するのに、投票までのハードルを下げないのはフェアではありません。
何か適当な言い訳を考えて日本の政治は若い世代が投票しないせいで悪くなっていると決めつけて、本心では「無党派層は選挙の日は寝ててほしい」と思って何もしないようにすら見えます。
日本はまだ古い仕組みが沢山あって、その仕組みが動き続けています。仕組みは一度作ると作った本人が消えても動き続けてしまうからです。
昨年デジタル庁もでき、日本はそうした古い仕組みをこれから変えていかないといけない段階です。
投票では任せる事しかできませんが、それぞれの議員や内閣府や省庁には意見箱があります。そこに意見をするのも手だと思います。
この前も行政サービスに関わる事なのになぜかネット銀行が使えないらしいという事を知って驚いたくらいです。(誰も知らない地銀は使える)
気づいたことや思ったことはどんどん意見した方がいいと思います。
もし支持する政治家がいるならその政治家に直接意見するのがいいと思いますが、そういう人がいない場合は下記からぜひ意見してください。
内閣府
デジタル庁