ファッションショーにいって肝試ししてきた

bed of flowers未分類
Photo by Pixabay on Pexels.com

蒼生Kindle書籍一覧 Amazon.co.jp: souseiworks:作品一覧、著者略歴

こんにちは、蒼生です。

この前ファッションショーに行ってきました。

関東に引っ越してからやたらモデルなの?と聞かれるので(もしくは中国人か韓国人かハーフかと言われる。なかなかに失礼。日本人の顔してないって事らしい)

話のネタを作るために面白半分でオーディション受けたらなんかファッションショーにでることになりました。

自分には昔から一番向いてなさそうなことをとりあえずやってみる、という習慣があります。

昔はしゃべるのが苦手だったので一番できなさそうな営業をやってみたりもしてました。だから多少はしゃべれるようになりました。

今回オーディションを受けたのは当然落ちるだろうと思っていたからです。純粋に話のネタを作るためでした。これで落ちたら、次にモデルみたいと言われたときにその落ちた話を披露して笑えるから、その予定でうけたんですが予想外にうかりました。

そしてやったこともないファッションショーに出てきました。

私は人込みが嫌いだし、人前に出るのも苦手です。人に注目されるのも苦手です。

注目されると足を引っ張られたり、よく知らない人たちからねたまれたり嫉妬から生まれる攻撃にさらされたりすのであまり良いことがないからです。子供のころからそういう場面に遭遇してきたので、老子の目立たない生き方が最上なんだ、ていうのを若い頃から真実だと感じていました。

外見や能力等といった先天的なものへ向けられる嫉妬という、人間社会のドロドロしたものを跳ね返せるだけの何かがあればいいのですが、子供のころの自分には残念ながらそういうものはありませんでした。当然、誰かが守ってくれるわけでもないので、自分が強くなるか、それができなければ不要な嫉妬を集めないように隠れてじっとしているしかありません。

私は基本家にいて静かに本を読んだり音楽を聴いたり考え事をして過ごすのが好きです。

だから大勢の人が来るイベントで一瞬でも人前を歩くなんて、完全に肝試しでした。

肝試しなんて小学生の頃に友達につれていかれたお化け屋敷くらいです。今回はそれ以来の恐怖体験です。

でもこの大人の肝試しに参加してクリアすれば、今までの人込み嫌い人嫌いも少しはマシになるのではないかと思い、覚悟をきめて行ってきました。

ファッションショーに出る人たちはだいたいキラキラしてます。なんで自分がうかったのかよくわかりません。たまに幸薄そうとか言われます。不幸そうな顔してるっていう意味だと思います。

でもショーに出てる人達はみんな自信満々なオーラをもっていて輝いています。たぶんこのファッションショーに出て、そこからキャリアを積んでいくためにみんながんばっているんだと思います。

肝試しで来ている自分の志の低さが逆に面白いです。

でもそのくらい底辺の意思をもって来ているので、一番苦手なこともダメでもともとだから位の感覚で参加できます。

ダメでもともとなんだから、ただ居るだけで自分の中ではOKになります。

人前に出るのが苦痛なのに数万人に見られる場所に行くなんてなかなかの苦行です。本当によくがんばったと思います。

ちゃんと歩けただけで合格です。

営業の時はスイッチが入るので、スイッチが入っているときだけは別人格になるっていうのが使えたのかもしれません。おかげで乗り切れました。

そういうわけで人生初のファッションショーという大人の肝試しを無事にクリアしてきました。

心拍数あがりました。

でも恐怖を乗り越えてがんばった甲斐があったらしく、予想外に何かの賞をとったそうです。名前長くて覚えられないやつ。

何かに掲載するための写真を撮るからと連絡がありました。

でも写真は子供のころから嫌いです。

子供のころから、カメラを向けられるのが心底嫌いで変な写真しか残っていません。

今でも写真を撮るのが嫌で、逃げられるものなら逃げようとします。

だから今回、ファッションショーという大勢の視線に耐えながら歩くという苦行をがんばってクリアしてきたので、

ついでに写真を撮るという苦手もクリアしてこようと思います。

私は一つ一つ苦手な事をクリアして、できることを増やしていくタイプです。

そういう小さな努力の積み重ねでしか、普通の人生に近づけないので、この機会にがんばってこようと思います。

でもどこに載ったとかは絶対に言いません。

隠れて生きるのが最上の生き方。(by老子)

タイトルとURLをコピーしました