新芸術論③ テクノロジーと芸術は両輪になる

芸術カテゴリー

こんにちは、蒼生です。

前回笑いだってアートだろという事をかきました。

404 File Not Found

テクノロジーとアートは互いの死角を埋める

ところで世の中の役に立つ上にアートなものってありますよね?

そう、短期間のうちに世界を変えてしまったiphoneです。

スティーブ・ジョブズが美しいものに異様にこだわる人物だったことは有名です。

美しいフォントのために鬼のようにひたすら字をかかせたという話も残っています。

 

iphoneは実用品です。そしてアートというよりはテクノロジーに分類されます。

しかし芸術的思考をもったテクノロジー及びビジネスは最強です。

何故なら皆知っての通り

それが真逆の位置に存在するものだからです。

もしその両極端を一つにすることができれば「我に死角なし」の状態になります。

テクノロジーと芸術は学問的には真逆の位置にありますが、でもそれらを生み出し、恩恵を受けるべき対象は同じヒトです。

テクノロジーは外を変化させるものです。

そしてアートは内を変化させるものです。

だからそれらがプロダクトという具体的なものとして一つに統合されたとき、

圧倒的な影響をもたらすことができるようになります。

これからAIの台頭によってさまざまな仕事が奪われていくとされますが、

人間らしさや美しさは定義しづらいらしく、なかなかAIに置き換えられない(プログラムできない)とされています。

今でも歴史的名画や歴史的名曲のパターンを分析してそっくりなものは作れます。でもそれをもってアートだなんて言う人はあまりいません。

それはアートというより単に技術だからです。人間はアートを求めているのです。

 

https://openai.com/blog/jukebox/ 参照/jukebox/

イーロンマスクの人工知能研究所が作った作曲AIはヤバイです。音楽はかなり理論化されている分野だし、流行りの曲にはパターンがあるのでこういうのを作れるのかもしれない。

知的引きこもりを今すぐ卒業しよう

アーティストは自分の専門領域に関心が特化されている人が多く、

それ以外の分野について全く興味を示さない人がゴロゴロいます。

絵描きだとひどい場合アニメと漫画とゲームしか話題がないとかいう人もいて心底うんざりします。それってつまり他人の創作物です。創作物というのはその作者の人格の氷山の一角なので圧倒的に情報量が少ないですし、そんな氷山の一角からしか学ばない人の作るものは必然オリジナルより陳腐になります。(そんなことも分かっていない人が多い)

でもそれで自分の内面世界を構成している人もいます。創造は必ずその人間の器のサイズ以上にはなりませんし、そこに放り込まれたもののキメラしか生みだしません。つまり他人の作品しかないとなると既存作品に酷似している上に劣化したキメラしか生みだしません。

ご愁傷さまです。

 

前述したようにテクノロジーによる容赦ない職業淘汰の中で生き残るには

人間らしさという定義できないものを突き詰めていく必要があります。

つまりアーティストも自分の世界に閉じこもってないで、

ちゃんと現在世界を変えつつある様々なものについて学んだほうがいいということです。

ダヴィンチの域にまでなれなんて言ってるんじゃないんです。

自分にできる範囲でいいから世界に興味を持って学ぶことが大切だと言っているのです。

そうすれば自分の中が豊かになります。

豊かになれば様々なものをアウトプットすることができます。

それでも自分には関係ない、勉強なんてかったるいわとか言い出す

知的引きこもり、マジでいい加減にしろよ。

何自分の技術の世界だけで満足してるんだよ。

絵が描ける音楽が作れる、その他専門技術を持ってるなんて当たり前なんだよ。

それで稼いでるんだから。

そんなの字がきれいに書けます!ていうのと同じくらい低レベルなんだから。

技術だけならAIに淘汰される未来がすぐそこまできている。

なんで自分の仕事で社会に貢献できて、しかもそれが期待されるかもしれない時代に

あえてそんなの興味ないねって知的に引きこもって意味のないキメラを量産する選択をするのか。

ずっとそういう態度だったから、コロナ不況で

芸術なんて役に立たないから切ってしまえって

多くの人に言われて真っ先に切り捨てられるんじゃないの?

他国みたいに国民的尊敬を集められなかったんじゃないの?

いつまでそんな低レベルで不名誉な地位に好んで居続けるのさ。

今、時代は求めているのに。

芸術家は称号じゃない。仕事でもない。生き方なんだよ。

哲学と芸術がテクノロジーの対になる時代

破竹の勢いで進歩し世界を変え続けている、テクノロジーの対として

今後より大きな役割が求められる分野が二つあります。

それはテクノロジーの弱点は何か考えれば自然と導き出せる答えです。

つまり芸術と哲学です。

我々はそういう時代に生きているのです。

哲学は西洋ではすべての学問のトップに君臨する学問だそうですが、日本ではそうでもありません。それ何の役に立つの?というイメージを持たれる学問の筆頭です。

自分の頭で考えさせず用意された問いをいかに早く解けるかが求められてきたのですから当然です。自分で問いを作り出せる人間は日本では要りませんでした。

でもこれからは違います。

ギリシャ人は暇だったから哲学を生みだしたと冗談で言われていますが

果たして暇だったら生み出せるものなのかは不明です。

哲学が求められるのは指導的立場の人とイノベーターなので、一般の人にはあまり関係がないかもしれません。

AIが多くの分野をどんどん浸食し、人間社会を構成していた、それまで人間の仕事だったものをどんどん奪っていくときにハンドルが必要になります。それが哲学です。

普通の人に求められるのは芸術の方です。

「美しさ」と「いかに生きるべきか」は、AIが相当進化しても浸食できない分野です。人間をもっとも人間的にしている正の面がその二つなのです。

哲学は最新テクノロジーを操縦する立場になり、

芸術分野は普通の人々の心を満たす役割を求められていくはずです。

もしこの二つが十分に育つことができなければ、ハンドルの効かない車で寒暖差の激しい中を空調設備なしにずっとドライブすることになります。

 

だからその役割を進んで引き受ける立場になる必要があり

そのためには自覚と目的意識がないといけません。

芸人が訓練した末に目の前の人を一瞬笑わせたという事だって十分芸術的な行為です。たとえそれがどんなにカジュアルなものだったとしても立派に冷えた心を温かくします。

行動の底には思想がある。創造の底には哲学がある

スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ラリー・ペイジ、マーク・ザッカーバーグ、彼らのスピーチや考えを聞いたときにその理想の高遠なことにまず驚きました。

彼らはGAFAとひとくくりにされるにはあまりに一つ一つの見ている未来が大きすぎるのです。まるでもっとも深淵な哲学者やアーティストのような事を彼らは言います。彼らはその技術で世界をデザインしているのです。

正直、そのスピーチを聞いたときに、彼らがCEOで良かったと思いました。

これほど破壊的な力を持ったテクノロジーをもしこれほど卓越した哲学や理想なしに運用していたら、大変なことになってしまう。GOOGLEがその気になればすぐに世界征服できるという冗談がありますが、まさにその通りです。

もしかしたらザッカーバーグが言うように、彼らの中にある思想は

最初は不完全な形として生まれたのかもしれません。

でも彼らの努力でだんだん完全なものに育っていったのでしょう。

それなのに彼らのこうした素晴らしいスピーチ動画のコメント欄に

「人の役にたつものを作ったら儲かるのか」という頓珍漢な感想が書かれていました。興味が浅い上になんも聞いてなかったのか?という違和感がありました。

たぶん儲かることを目的にして彼らはあれだけのものを作ったわけではないと思います。儲かるのが目的なら大企業のCEOが給料1ドルとかありえなくないですか?

企業なのでもちろん儲からないといけませんが、儲かる事を第一義にしたらあれだけ画期的なものは作れなかったはずです。

イーロンマスクが先日有人ロケットを見事飛ばしたらしいですが、

儲かることが目的なら一時会社を傾けて、何千万も消費してロケットを打ち上げたりしないと思います。ロケット打ち上げなんてビジネスとしてはリスクが大きすぎます。でも彼の持っている理想のためにはそうせずにはいられなかったのでしょう。

彼らはめちゃくちゃ頭がいい人達です。その頭脳をもって今と未来を見渡して、こんなサービスを作れば世界はこう変わる。こうなってほしい。と思い行動したのだと思います。

いくら儲かったかとか、どうすれば儲かるかとかいう我欲にまみれた狭量な視点では彼らの見ているものは理解できないし、ちゃんとスピーチを聞いても一切耳に入ってこないのでしょう。

 

彼らのスピーチを聞いていて、

自然とマックス・ヴェーバーの分析を思い出しました。

資本主義を発達させたのはプロテスタンティズムだ!(マックス・ヴェーバー)

仕事は神の召命であり、それによって利益をだすことは神の道にかない神も喜んでくださることだ(金儲けはスコアをあげる感じ)。でもプロテスタントだから贅沢はしない。一生懸命働くのでいっぱいかせぐけど、自分のためには使わない。かわりにいっぱい寄付する。するともっと神が喜んでくださる。→天国にいけるかも。

ざっくりいうとこんな感じです。

それを読んで日本とアメリカの起業家はそもそもの行動原理が違うんだ、と分かりとても腑に落ちたことがあります。

自分にとってもこの考え方はとても受け入れやすいものです。日本では金を稼ぐことを悪だと信じている人が沢山いるので、そういう人に会うとこの話をしています。

また、世界の事を考えてプロダクトを考えるという姿勢は、非常にアーティスト・クリエイター的発想法のように思います。(ベゾスは論理で詰めていったので違うらしいですが)この考え方が分かる人は仲間。

先に哲学がテクノロジーを操縦するということを書きましたが、彼らはその哲学を持ちそれに沿った技術革新を行ったからこれほどのインパクトを世界に与えたのだと思います。

よく言われる思想の違いでフェイスブックと2チャンネルがあります。

物を作れば必ずその人間が表れます。それはテクノロジーの世界でもそうなのだということがフェイスブックと2ちゃんねるで分かります。GOOGLEとヤフーも分かりやすい例です。

何が正しく何が正しくないか、何が美しく何が美しくないか、

それは個人の価値観で正解のないものです。

だからより深く人間を洞察したときに、

その価値観や哲学があらわになるのだろうと思います。

でも現実を変えていくテクノロジーを操縦するためには、人間とは何なのかという深い洞察と定義しづらい何かを理解する感覚が必要なのではないかと思います。

それは従来哲学と、最もすぐれたアートが得意としてきた分野です。

 

今回はかなりアートとは遠いと思われる分野について書きましたが、

様々に細分化された学問の全ては本当は一つです。

統合する力を持った人がどの分野でも圧倒的なビジョンとそれによるプロダクトを作れるのです。

だから全芸術家は知的引きこもりを今すぐに卒業しよう。

▼メルマガ 最新の情報などをお伝えします。

▼支援▼ ご支援をお待ちしております!

PayPal  を通じて寄付する。Pringで投げ銭する。蒼生ID:NF3gb19u
Patreon で継続的に支援する

AMAZON欲しいものリスト 

Kindle Unlimited

Twitter 

●YOUTUBEチャンネル 開発状況等をUP

小説・楽譜・ゲーム等は SOUSEI ONLINE SHOP から購入できます。

音声コンテンツ、ただひとプロット版を朗読したものは himalaya(音声コンテンツ)に登録中。

NOTE ブログの過去記事など 

タイトルとURLをコピーしました