WinWinの哲学(YouTubeと日本のサイトの違い)

考え方

こんにちは、蒼生です。

先日フリーゲームをUPするサイトを知ったので宣伝のためにUPしました。

それでそのサイトを見ているうちに不思議で仕方なくなりました。

フリーゲーム作ってる人達ってどうやってマネタイズしてるんだろう??

このサイトにはクリエイターの労力に報いたり稼がせたりする機能が何もない。

サイト自体のマネタイズ方法ははっきりとわかります。

1、無料作品をあつめて、それを遊ぶ人にたくさん広告を見せて広告収益をあげている。

2,プレミアム機能(500円)による課金。

かなりシンプルです。ユーザーの数もそれなりに多いはずなので広告収益もかなりのもののはずです。プレミアム機能は1か月無料らしいので登録してみましたが、メリットがわからない機能ばかりでした。そしてこのプレミアム機能もクリエイターに報いる機能が全然ありません。

サイトをずっと見ていて、このサイトではクリエイターに報いるインセンティブ的なものが「感想」くらいしかないことに気づきました。

物を作ると創作者の哲学が細部に出てきます。

たぶんサイトを作った人自体、クリエイターは感想を励みに作っている、と思っていて、だから感想機能を入れています。

感想を励みに作ってる人も中にはいるかもしれませんが、感想機能がプラスに働くのはむしろプレイヤーの方です。

Amazonのレビュー機能のようなものです。あれはユーザーファーストの結果です

あれのおかげで、みんなレビューを見て買うか買わないか決めることができます。

感想を書いたり見たりしたいのはむしろプレイヤーの方で、クリエイターのために実装しているならずれています。

感想はクリエイターにとってインセンティブにはなりません。(このサイトにはフリーゲーム制作者は感想を糧に作ってるからみんな書こう、的なことが書かれていました。クリエイターと非クリエイターに一番多いギャップ。もし本当にそう思っているなら、霞を食べては生きていけない、ということを知ってもらいたい)

ゲームほど重労働のクリエイティブ作業に対して一個人の感想程度はほとんどインセンティブにはなりません。

たとえば、写真ならすぐに撮ってUPすることができます。(instagram)

短文を考えて投稿すればたまにヒットすることもあります。(twitter)

動画になるともっと大変になりますが、凝ったものでもせいぜい数日で完成します(YouTube)

この辺だったら、まだ労力の対価として「反応・感想」程度でもインセンティブとして機能するかもしれません。

でもゲームは、何か月も、人によっては何年もかけてやっと完成するものです。

アイデアをだしたり、地道な制作をしたり、果ては辛いバグチェックまであります。

気楽なユーザーの一感想(しかも無料サイトは心ない感想を書く人も多い)程度で釣り合うものではありません。

それに個人開発は「予算との闘い」です。

シンプルにお金がないと作れないのです。

だからフリーゲームサイトにクリエイターのためのマネタイズの仕組みが一切ないのが不思議で仕方なかったんです。

サイト自体はクリエイターの作品を集める事でかなりの広告費を稼いでいるはずなのに、

その利益を還元する仕組みが全然ない。独占。

投げ銭のように応援する機能もない。

購入機能もない。(私のように体験版として出してリンクで飛ばすしかない)

サイト設計が完全に「Win Lose」になっています。

クリエイターはその才能と時間と労力を、プレイヤーとサイトの収益のために無償で捧げつづける構図になっています。サイト設計者にクリエイター視点やリスペクトがないからこういうの作っちゃうんだろうな、と思いました。

「フリーゲーム作ってる人たちはどうやってお金を稼いでるんだろう?これじゃひたすらボランティアと自己犠牲じゃないか」

先日から不思議でしかたなかったので調べてみました。すると、こういう記事がでてきました。

ゲーム実況者は一瞬で数万かせぐのに、実況されたフリーゲーム作家は全然稼げなかったという話

https://anond.hatelabo.jp/20210114153728

これをフリーゲームだから、と片付けるのは簡単です。(制作者にも努力の余地はあるかもしれません)

でもYouTubeだって無料コンテンツですよね?でも動画をあげてるだけで多くの視聴者を集め、それによって収益をあげているYouTuberもたくさんいます。

私はこれを、YouTubeの哲学とフリーゲームサイトの哲学の違いだと考えます。

クリエイターは制作するのに必死です。制作能力だけは突出しています。でもマーケティングスキルやセールススキルを持っていない人も多くいます。(私も勉強しています)

YouTubeはクリエイターを「ビジネスパートナー」として考えているのでWinWinになろうとします。

日本のサイトのように才能を搾取して収益を還元しない、というような事をすれば、クリエイターは潰れてしまう。➡

クリエイターがつぶれたら、プラットフォームに良質な作品をあげてくれなくなる。➡

だから広告収益の一部を再生数に応じて還元する仕組みをつくったり、投げ銭やコミュニティ機能といった様々なマネタイズ方法を提供しています。

Vtuberがゲームを実況しただけで数万稼げてしまうのは、YouTubeがクリエイターとWinWinになろうとしているからです。

逆にその実況された側のリーゲーム作家が全然稼げないのは、フリーゲームのプラットフォーム側にそうした意識がないからです。

WinLoseでも全然構わないと思っているからです。

クリエイターへのリスペクトや還元意識が強いのが海外のプラットフォームの特徴のように思います。

ですが普通に考えれば、これは当然です。クリエイティブ系プラットフォームにとってのビジネスパートナーはクリエイターです。

ビジネスパートナーに不利益を与えれば自社が危うくなります。プラットフォーマーとして成功しようとすれば、そこに作品を提供してくれるクリエイターがちゃんと成功できるように金銭的な見返りがあるようにして末永く協力関係を作れるようにサービスを設計するのは当たり前な事です。

Robloxという海外で人気のノーコードでゲームを作るサービスでは、ちゃんとマネタイズすれば1000万稼げたりするそうです。この会社はゲーム制作という労力に真摯に向き合っています。(最近上場したらしいです)

Robloxとは?月間ユーザー1.5億人に成長、子供がハマるゲームプラットフォーム
Image | © 2021 Roblox Corporation コロナ禍により在宅の時間が増えたことで、ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロック

こういう、クリエイターを搾取対象ではなく、共に成長しようという視点をもった良識ある海外プラットフォームにどんどん進出してもらって、日本のWinLose型プラットフォームをすべて淘汰してほしいと思っている次第です。

フリーゲームサイトに限らず、無料投稿サイトにはクリエイターは無償で才能を提供してくれるものだと思っている所がいくつかあります。日本の巨大小説投稿サイト、小説化になろう、は多くの作者の血と汗で何億も稼いでいるのに規約で金儲けを禁止しています。でも彼らの血と汗で稼いでいる莫大な収益は分配しないようです。じゃあ作家はどうやって稼ぐのか??

よくそんな厚かましいことを規約にいれられるな、と思った記憶があります。

クリエイターやその才能や作品へのリスペクトが欠片もない。やりがい搾取をするブラック企業ならぬブラックサイト(テイカー)です。

(ちなみに、名前は忘れたんですが中国のネット小説サービスでは読まれた文字数に応じて作者にお金が支払われたりするそうです)

YouTube、Spotifyなど、ビジネスモデルによっては三方良しを作ることは可能です。

日本のサービスの中には一方を犠牲にしているサービスがあります。

クリエイティブ分野は才能だけで大きなリターンを見込める分野です。だから元手のかかる製造業のように労力を評価されないこともあります。本当に閃きだけで富を作ってしまうので、原価的な観点だと、別に苦労してないし元手もかかってないんだからお金を支払う必要はないのでは?と思われがちです。

でもだからこそきちんとお金を払って、搾取ではなく、育てる形にしていかないと、

早晩ソフト面でも脆弱になって海外に負けていくんだろうな…と思います。

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