文化はいつも無駄から生まれ、人はそれを求める。

芸術カテゴリー

こんにちは、蒼生です。2020-04-07

知人の看護師の方は本当に激務なようで、逆に宿泊業界、旅行業界、飲食業界、文化芸術業界等はお金の流れを血に例えるなら完全にストップしているかかすかに流れている程度です。

それで優先度の高いものが生き残っているという洞察をされている方がいて面白いなと思いました。

今回のコロナショックで上記のような業界は瀕死状態ですが、その最たる原因は人の流れが止まっていることが原因です。需要はある状態なので、他のサービス、例えばネット関連産業が勢いづいています。(外に出なくても会える)ZOOMやオンライン学習サービスは今までよりも大きな流れとなっているようです。

では全部そちらに業界ごと移行すればいいかというと、たぶんそれは最後の部分では人が望まないだろうと思うのです。

何故なら人間は人間同士で会うのが好きだからです。

グループを作ってもオンラインと実際会うのとでは相当な差があります。

具体的には画面の奥の人物が本当にいるという実在感がないため、オンラインで仲良くなった人ともオフラインで会いたいと願い、オフ会なるものが企画されます。

 

結局人間は対人面ではアナログな手法を絶対に手放しません。ネット等の手段がいくら発達してもそれは間違いなくそうだと言えます。

人間は人間同士のつながりを求める社会的動物だからです。ネットではそのつながりに多くの人は確信が持てないのです。

 

ところで今回のコロナショックで真っ先に切り捨てられた文化芸術産業ですが

切り捨てられたあと、それは今YOUTUBE等の分野が一手に引き受けています。

YOUTUBEは今はまだ動画なので不完全ですが、これがもしバーチャルリアリティにまで進化したらどうなるかわかりません。

実在感を作ることができるかもしれないからです。

けれど、それでもやはり、アナログな手法での芸術や表現手法は生き残るのではないかと思います。

たとえばそれは演劇であり、ライブであり、コンサートなどです。

今回のコロナショックで真っ先に切り捨てられ、こぞってYOUTUBEなどの動画配信に切り替えろと一般の方々から罵詈雑言をあびせられた業界です。

(他人事だとこんなに冷酷になれるのかと思いました)

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YOUTUBEでいいじゃないかという人々は、この文化芸術産業が何を求めてその表現を選んでいるか本質のところで見誤っています。

これらの業界は体験を共有することを主眼に置いています。

そもそもライブなんて、十中八九新曲ではなくCDのベスト曲を演奏するのですから

曲を聴きたいなら一万円前後の費用を払わずに家でおとなしくCDを聞けば済む話です。

でも多くの人は一万円前後のチケットを買って、交通費や宿泊費を工面してでもライブにはせ参じようとします。

何故か?

体験したいからです。

同じような人々と同じ時間、同じ空間を共有したいからです。

それは曲を聴きたいというものとは全く異質の欲求です。

人間が人間である限り、社会的動物である限り、そうした欲求は消えません。

一方CDを聞けば済むというのは、曲を単に情報としてとらえているときの発想です。

情報を仕入れるだけならCDやダウンロードコンテンツ、なんならYOUTUBEで聞けば無料で済みます。

でも不思議なことに、そこで聞いた曲(情報として仕入れたもの)では飽き足らず

多くの人がライブ会場に足を運びます。

音楽を情報としてとらえる人々にとっては、こうした行動は理解不能なのではないでしょうか。

はっきり言って無駄です。

でもそうした行動を多くの人が選びます。

それは昔からそうなのです。

書物で読んだあれを実際に見てみたい体験してみたいという欲求です。

 

だからそうした人間の本源的な欲求を満たすことを主眼においた産業がCD作成等とは別にあり、芸術文化産業の一角を形成しているのです。

余談ですが

ゴリラの大人は笑わないが、ゴリラの子供は笑うそうです。

それは遊ぶからだそうです。

これと同じことが芸術文化産業にも言えるのではないでしょうか。

そもそも芸術文化というのは肉体的な生命維持活動には不可欠ではありません。

 世の中から無駄なもの、合理的でないものをすべて排除しても構わないという発想は

きっと笑わないゴリラの世界を作るのだろうと思います。

 

人間は無駄を好みます。

それが心の豊かさをもたらすことを理解しているからです。

ストレスが多い状況であればあるほど、心は平衡感覚を取り戻そうとして芸術文化を求めます。シベリアで抑留された人の話では、皆でそれぞれが知っている文学や哲学の話をしていたそうです。寒さと飢えで死にそうな状態なのに!そんな腹の足しにもならない、それどころかもっと腹が減りそうなことに時間を費やしたのです。

でもこれが芸術文化の本質だろうと思います。

心の平衡を取り戻すためには、無駄から生まれたそれらが必要なのです。

そして今心の平衡を崩している人が多くいると思います。

そうした人々が求めているのは毎時報道される最新コロナ情報ではなく、

心の平衡を取り戻すものだと思います。

その手段として、芸術文化が寄り添えればと思います。

 

そして落ち着いたとき、彼らは間違いなく共感や体験を求めるだろうと思います。

その時に、切って捨てたあの産業が死屍累々となっていては

せっかく日常が戻ってきたというのに、

笑わないゴリラの世界を生きることになります。

何故体験を求めるのか、それは体験が他に代えがたい学びだからです。

何故共感を求めるのか、それは世界に自分は一人ではないという実感を求めるからです。全世界でただ一人、という孤独を味わう恐怖を想像してください。死にたくなりますよね?それを防ぐことができるのが共感なのです。

 

コロナショックがどのくらい続くのかわかりませんし、

日本でも緊急事態宣言がだされるのではないかと報道されています。

電車にのれば皆マスク。暗い顔をして、口を開けばコロナの話題。会いたかった友人とも会えずにZOOMなどのオンライン会議サービスでなんとか会うという始末。

これで満たされるでしょうか?

いや、今人々は渇望している。

人間らしさを。

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