作曲を依頼するうえで気を付けたこと

製作記録

こんにちは、蒼生です。2020-05-03

RPGただひとの楽曲制作を進めていく上で、これは一曲一曲がなかなか大変だなと感じ始めています。

RPGただひとは「シナリオ×システム×音楽」の三位一体を目指しているので、

通常の音楽とは違う位置付けで音楽を依頼する必要があります。

何よりもまず相手を尊敬できるか

良い人間関係の条件でも書きましたが相互にリスペクトできる関係かどうかが良い人間関係の条件です。

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とはいえ相手が自分を尊敬してくれるかどうかというのは内心の自由の問題ですし、1日2日ではまず無理です。

なのでまず自分が相手の才能に対して尊敬ができるか。というのが第一になります。

 自分は、才能とは神の恩寵であり、才能がある人というのは無条件に偉いと思っている人間なので、一聴してこの人は素晴らしい才能を持っていると感じられれば心から尊敬することができます。(音楽はもともと好きだしね。ただ聞いても何も感じない時もあります。そういう時は依頼は控えるので、純粋に才能ある人にしか依頼しません)

それにこちらの敬意というのは相手にも伝わります。

創作というのはアイデアとやる気と技術で成り立っています。プロなら誰だって技術を持っているので、実はアイデアとやる気が欠如した状態でもそれなりのものを作れます。むしろ需要に応えるような作り方の場合こういうメンタル手抜きな作り方の方がクライアントは喜ぶ場合さえあります。

でもそういうのはやめて欲しいので(そういう場合良い曲だと思えない事が自分は多いから)、出来る限り相手に敬意を払い相手のインスピレーションを尊重するような依頼をしています。ただ、作曲に関しては自分は門外漢なのでどういう依頼の仕方がいいのか試行錯誤です。

インスピレーションとバランスのはざま

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作曲者側の作曲過程としては同じなんですが、音楽の位置づけがより高いので背景音にさせないようにする工夫が必要なのです。

これはシナリオやシステムとのバランスとの問題なので作曲者の責任というより依頼側の責任です。つまりバランスをとるためにどの要素が必要でどれが重要で、逆に何が不要か自分が分かっていてそれを分かりやすく、細かすぎない形で依頼内容に書き込む必要があるわけです。

現在依頼中の方は、皆素晴らしい才能の持ち主で、こちらの意図やイメージを理解しようとしてくださっています。ありがたい事です。

イメージのすり合わせで一番いいのはやっぱり画像ですね。百聞は一見に如かずだなと本当に感じます。

そして次がストーリーです。世界観やあらすじをA4でまとめて読んでもらうとだいたいのイメージと世界観を共有してもらえるようです。

ストーリーはゲシュタルトを構築する過程です。ゲシュタルトをうまく構築できなかった場合は面白くないと感じ、構築できた場合は面白いと感じてもらえます。幸いにして今依頼している方は皆これは面白い、興味深いと言ってくださっているのでA4資料はうまくゲシュタルトを構築するのに貢献したようです。

A4資料の中にはあらすじと年表を付記して、他にただひとの裏の意味なども作曲上必要な場合は追記しています。

自分の頭の中の材料のうち、作曲に必要なものだけ書いていきます。不要な情報は削ります。情報が多すぎると過ぎたるは及ばざるがごとしになって相手を混乱させるからです。

情報が渦巻いてカオスな状態になってるのは作者の頭の中だけにして、依頼書や仕様書はできる限り簡潔にしたいものですね。 

音楽だけでいうなら、RPGただひとのサントラは相当豪華なものになります。皆さん才能が半端ない。

(こんな素晴らしい人達に出会わせてくれてありがとう!)

でもゲームは音楽だけで成り立っているわけではないので、それがちゃんと他の部分と有機的につながっている必要があります。

彼らの才能の力を借りてちゃんとゲームにするからには、そのバランスを重視して計算して具体的な依頼と、インスピレーションの余白をデザインしないといけません。

余白のデザインというのは大事で、

いくらゲームの中で使うとしても作曲するのは相手なので、その余白の中では相手が全権を持って自由にできるようにする必要があります。

でも完全に自由では周りとバランスが取れないので、長調とか短調とか長さとか楽器とかそういう制限をあらかじめ設けてその中で自由に作ってもらうようにする必要があります。またそうした方が相手にとっても作りやすいようです。

制限のかけ方が、私はまだ上手くないのでこの点はまだ相当未熟です。

クラシック音楽好きが役に立った

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自分は子供の頃からクラシック音楽が好きで家には相当な数のCDがあります。

好きな作曲家筆頭はベートーヴェンですが、バロックからロマン派くらいまでは網羅しています。

ベートーヴェンの作品はピアノから交響曲から弦楽四重奏までレパートリーが広く、

それを聞くことでたぶん色々なことを教えられてきたのだと思います。

一時期簡単な楽譜くらいは読もうと思ってコリオラン序曲を読んだ事があったのですが

こんなにシンプルなのに演奏にするとこんなに劇的な効果を出せるのか!と驚きました。

ベートーヴェンの作品に慣れ親しんできたおかげで、主題変奏という知識を自然と手に入れる事ができました。

主題変奏はベートーヴェンの得意分野です。

一つの主題が変奏されることで性格が変わっていき、それによって喜怒哀楽を表現し、さらには物語にまで発展していきます。

ベートーヴェンは主題をとても大切にしていて、あとは調性も大切にしています。

そういうのを子供の頃から聞き続けてきた経験が、こういうところで思わぬ形で役に立っています。 

今依頼している案件もそれを念頭に依頼しています。(細かすぎずおおざっぱすぎずないラインが難しい)

音楽が背景音になっているという問題意識からはじまったただひとのシステムなので

今回ただひとでは音楽を背景音BGMではなく非言語物語、つまり裏の物語のような位置づけにしたいと思っています。クラシック音楽の名作が音楽で叙述しているように、音楽でなければ語れないものを表現できるようにするのが理想です。語らなくても聞けばわかる、そんな風にします。

主題の扱いによって音楽で物語を作れるという事を証明したベートーヴェン。

その作品をまた色々聞きこんで、楽器の性格ももう少し学びなおして

もう少しうまく依頼できるようにしたいと思います。

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