RPGただひと楽曲紹介8 ユトレヒトのテーマ

ただひとエリス編

こんにちは、蒼生です。

今エリス編中盤のボス「ユトレヒトのテーマ」を作ってもらってます。

そして一足先に王城の曲ができたのでそれと一緒に紹介します。

ユトレヒトのテーマを2倍楽しむ裏話

ユトレヒトはみんなに憎まれているThe悪役!で、しかも戦う時変異するので

開始はものすごく暴力的な始まり方をします。

この曲、譜面もけっこう難しくなりそうだから、みんな…がんばれ…!

3回戦うようにしたかったので、構成をこういう風にしてほしいと雑な指示書を書いてます。

ユトレヒト戦は1回戦(鬼・前半)、二回戦(ユトレヒト・後半)、三回戦(鬼?ユトレヒト?通しで演奏)と何回も戦うことになります。

ユトレヒトのバトル曲自体は鬼のイメージで初めて、後でユトレヒトのテーマが流れるようにしたかったんですが、これだとプレイヤーが後から聞いたユトレヒトのテーマをユトレヒトのテーマだと理解してくれないかもしれないという構成的な問題があります。

でもどうしても鬼のイメージではじめたい!

それなら、戦う前にプレイヤーの頭に

ユトレヒトのテーマをしっかり刻み込めばいい!!!

というわけで、城の中の曲をユトレヒトのテーマ(+王都のテーマ)にしています。

RPGただひとBGM 在りし日を偲ぶ

ユトレヒトのテーマと王都のテーマを混ぜてもらったのは、ユトレヒトが王都を思うような形にしたかったからです。ユトレヒトはみんなに憎まれていますが、まがりなりにも国を成長させた人物なので王都への愛着や自分が育ててきたという自負もあります。

そうしたものが伝わるように、ピアノという音が減衰していく儚い楽器で演奏してもらいました。

「悲しみがひたひたと迫ってくる」そんな曲を作ってもらいたかったんですが…

完成版は王都のテーマが印象的なドラマチックな曲になっています。

当初のイメージとはかなり違いますが、これはこれで解釈のし甲斐があるのでOK!

王都のテーマをどういう風に解釈するかは、人それぞれです。(クラシックでも解釈人によって違うしね。私は美しければなんでもOKです)

 

城の中をうろうろしている時は、プレイヤーはこれが何のテーマだか分かりません。

「聞いた事がないテーマだ。でも後半の王都のテーマは分かる…」くらいの印象。

そのため、ユトレヒトとはじめて戦った時に

「城の中で流れていたあの悲しい曲はユトレヒトのテーマだったんだ!」

と分かるようになっています。

ただひとにおける音楽は裏シナリオなので、シナリオ×音楽×システムの

総力戦で物語を作りあげています。

ソナタ形式の論理性

私はクラシック音楽が好きなんで昔からよく聞くんですが

その中のソナタ形式って、とても論理的な構成をしてるんですよね。

提示部➡展開部➡再現部 でできているのがソナタ形式です。

これはライティングでよく使われるPREP法(結論➡理由➡証拠➡結論)によく似たサンドイッチ型になっています。おそらく人間が何かを論理的に理解する型がこれなんだと思います。

この型の中で音楽を作るからこそ、言葉よりもはるかに曖昧で、ふわふわしがちな音という手段で、ものすごい説得力をもった曲を作ることができます。

特にベートヴェンは主題変容という特技(一つのテーマを変奏していく、ほぼ奥義)をこのソナタ形式の中で使うので、音楽で演説しているかのようなものすごい説得力をもった曲を作り上げてます。

主題変容をスピーチで例えると、同じ単語や話を何回も形を変えて出してくるようなイメージ。

人間って全く同じものには反応しないんですが、わずかな差には敏感で、

テーマがちょっと違うだけで

「あれ?なんで違うんだろう?」とその意味を探し始めます。

同じテーマのはずなのに、リズムの変更や転調やハーモニーの違いで、まったく印象が変わるので、聴く側はそこに意味を探し始めます。

これがもし論理的に理解できる型の外でやってしまうと、雑談みたいになってしまいます。

雑談型の何が悪いかというと、それまでどんなにいい事を言っていても

聞き手が理解できなくなるというその一点に尽きます。

結局何が言いたいんだ?というアレです。

私も依頼出してる時にたまにこの雑談型(CDアルバムの冒頭を流すようなのもそれ)に遭遇して、テーマを回帰させてください。と指示することがあります。最初と途中がどんなに良くても最後がちゃんと理解できるようになっていないと全部水泡に帰してしまうんです。(イージーリスニング系の音楽とかは型にはめて理解させる必要がないんで、ジャンルにもよりますが…)

逆に型にはまっていれば中身が薄くてもまだ耐えられます。

言葉であれば、それ自体に意味があるので雑談もある程度理解してもらえますが

音楽はただの音なので、「理解できる型」の中で作る必要があります。

特にただひとにおける音楽は裏シナリオなので、意味を感じられるようにする必要があります。

(自分、型と中身の両方から細かく指示するんで、外れてる場合は修正箇所が膨大になってけっこう大変だと思う・・・鬼監督だからね)

 

ユトレヒトのテーマはせっかくいい曲を作ってもらったので、この「意味」をプレイヤーに理解してもらうためにも他の部分も総動員して盛り上げていきます。

 

ただひとの音楽はこんな風に裏シナリオなんで、音楽の知識があったり、感性が鋭い人にとっては

2倍面白いと思います。

ただひとのテーマをアレンジしているフィールド曲や一つしかないハ調の曲など…

音楽で考える、というちょっと変わった事をやってみると面白いかもしれません。

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