新芸術論⑦Socialな視点

芸術カテゴリー

こんにちは、蒼生です。

今日は私が子供の頃から考えてきたことも含めて新しい話をしようと思います。

今回話すことが今まで書いてきた芸術論の通奏低音です。

この考え方があるからこその一連の芸術論です。でもこれはきっと多くの人の考え方とは大きく異なるものだと思います。

そういう現在はまだ異端な考え方を受け入れられる人だけこの先を読んでください。

広すぎる芸術家の概念

芸術家の概念は非常に広いものがあります。

絵や音楽や文章等、「手段を問わず」(最近の新しいデジタルな手法も含めて)

それを用いて「何かを表現する」人の事。

くらいの意味があります。ここまで広いとほぼすべてをカバーします。

だからいつも職人と芸術家は何が違う?とか趣味人も芸術家?という話になります。

一般的な芸術家の概念を適用すると、全部芸術家になります。

芸術はそれ自体全てを受け入れてしまう概念のようです。

ですがこれだとまったく境界がなくなってしまうので、私は自分の中に自分用のアーティストの基準を作っています。

それはSocialな視点があるという事です。表現者と呼ばれる人の多くは自身の技芸に非常にこだわりがあります。だから技芸のために何かを表現する人が多いのですが、私はそれを手段の目的化だと感じます。

私が考えるアーディスト像は常に自分を超えた何かについて考えを巡らせていて、それを「技芸を用いて」表現する人の事です。哲学者、思想家、社会活動家が優れた表現者になっているイメージがかなり近いかもしれません。

しかしアーティストと呼ばれる人の多くはこの考えに嫌悪感を抱くと思います。表現のための表現的な思想が一般的に愛されているので、これは逆に技芸を冒とくするものだと感じる人もいると思います。(ハンスリックみたいな)

簡単に表現すると、分からない他のものを混ぜるな。という拒絶反応です。

でも芸術という概念は広すぎてなんでもありです。器のない水のようです。

だからあまりにも広すぎる芸術家の概念のどこかを私は自分のために規定しなければなりません。

なので、私は敬愛する芸術家たちにならい、そのように規定しています。

私はおそらくかなり「らしくない」クリエイターです。表現手段にまったく関心がないからです。

だから手段の目的化をしている人達とは全然話があいません。彼らは手段を愛しすぎ、私はそれにまったく価値を感じないからです。

私は常に「それで何ができるか」にしか関心がないからです。

すべては手段にすぎない

私が何故、表現手段自体にまったく興味がないかというと、それは人間を変える手段の一つに過ぎないと考えているからです。

10歳か11歳の頃に「人間を変える方法には何があるか」と色々考えた事があります。

まず分かりやすく変えられる政治や軍事等の「力」について考えてみました。

確かにそれは外からの力、強制力によって一時的には相手を屈服させることができます。ですが、外からの力に対しては内からの反発が生まれます。それは一時的な勝利をもたらしても非常に不安定で持続的なものにはなりえません。それは私が望むようなものではありませんでした。

であれば、中から変えるべきだと考え、その手法を三つくらい考えました。

それが絵、音楽、文章の三つでした。つまりアートに分類される三つです。

絵などの視覚芸術はまず、見たこともないものを一瞬で理解させることができます。しかし深さがありません。

音楽は意識の深くまで到達することができますが、それゆえに誤解をまねきやすいようです。どれほど音楽で雄弁に語ろうとしてもほとんどは表面的な理解でとどまり、悪くすると誤解されてしまうようです。(だから意味を限定させるために歌詞を使うのかもしれません)

結局人間を変えるには意識を変えるしかありません。音楽は、そのためにはあまりに遠回りなのです。

言葉は絵や音楽に比べ非常に限定的で乏しい表現力しかありません。

言葉そのものが人間の意識の一部が生み出したものだからです。ですがそれゆえにそのブロックの一部となって組み替える事ができそうだと気づきました。

そしてそれは良さそうだと考えたのでその能力を望み、与えられてできるようになりました。

(あの時点ではすべての可能性があったので、あの時に私は選んだかわりに他の道を捨てました)

 

だから私にとっては、それらを用いて何をするかがもっとも重要で、手法やブロック自体に耽溺するのはあまり価値がないと思っています。それ自体が独立した何かである事や、手段の目的化である表現活動には全く興味がないのです。

私の基本的な考えは、今も十歳くらいの頃とあまり変わらないようです。

結局絵でも音楽でも文章でも、それで何をするのかがもっとも重要です。

SPIアーティスト

昔はSocialとImpressive の項目を満たすのがアーティストだと思っていました。

でも大人になってそれでは足りないようだと分かりました。

世の中をもっとも分かりやすく変えるのは「お金」です。

お金が動くところで様々な変化が起こります。

だから社会的な責任を自覚する企業はそうした活動に非常に熱心です。世の中をもしパワフルに変えたいのなら、起業家という選択肢はとても良い選択だと思います。

企業は価値のあるサービスを提供し、それによって富を生み出し、そのサービスと富の両面から社会を変革することができるからです。また、企業は社会にとって価値のあるサービスを提供しなければその存在を許されません。その企業の存在によって社会が不利益を被る公害のようなものに至っては、ドラッカーが言う通りすぐに切り落とされてしまいます。企業は社会の機関なので、がん細胞だと思われるとすぐに切除されてしまいます。ですが、大切な機関だと思われれば、体中から血液のように富が流れ込んでいきます。

表現者が富を生み出す場合は、成功したエンタメビジネスがその成功例です。

エンタメビジネスは概して感情を動かす事で富を生み出していきます。

ですが私は以前も言ったようにエンターテイメントという言葉があまり好きではありません。理由は塩コショウ唐辛子砂糖みたいなものが好んで多用され、Socialな視点がない場合が多いからです。

エンターテインメントは感情を動かすこと自体を目的にし、芸術はその先を目指すものです。

表面的な喜怒哀楽に耽溺するのは玄関で止まっているように見えるので、だからあまり好きではないのです。(とはいえ、エンターテインメントも芸術と同じく広すぎる概念ではあります)

 

エンタメビジネスにしても企業活動にしても、Socialな視点があればその活動自体によって社会を変える事ができます。

ですがSocialな視点がない故に暴走し、乖離してしまうものも多くあります。

だからこの三つの歯車がかみ合うのが理想だと私は考えます。

 

アーティストの中にはお金を稼ぐのは良くないような、謎の信念を持っている人がいます。

ですがアーティストが社会的な責任を果たすためにはお金をかせぐ必要があります。

何故benefitではなくprofitなのかというと、benefitだといくらでも逃げられるからです。

感情的な価値とかよくわからないものを出してきていくらでも逃げ道を作れます。それではいつまでたっても歯車の役を担うことはできません。だから、そうした曖昧さをできる限り排除するために、明確にお金を稼ぐ必要性を強調したprofitという言葉を選んだのです。

感情的な価値を生み出すのは表現者としては当然です。

その価値によってまずSocialとの間に橋を作ります。

そしてそれをビジネスとして成功させてProfitの柱を立てます。

それによってはじめてProfitとSocialという橋をかけることができます。

そして稼いだお金は社会活動や信念に基づく行動に使用することができます。

だからこそアーティストは本気で稼がないといけないし、稼いだお金をどうやって使うかまで決められるほどの信念、思想が必要です。

これらの歯車が全部かみ合えば、きっとすばらしい変化を作り出すことができるはずです。

だからこれをSPIと略し、アーティストの場合はSPIアーティスト、事業ならSPI事業と名付けました。

これを行う事ができれば

日本における低いアーティストの地位は必ず上がるはずです。(日本における芸術家=趣味人扱いなのが低い理由に思われます)

何故ならそれは優れた思想家であり変革者でありビジネスマンだからです。

その活動によって多くのBenefitをもたらすからです。

(アーティストの一部はビジネスマンを嫌悪しているけど、それは間違った考え方です。お金を稼ぐ事は社会にとって必要な行為であり、そもそも何等かの価値を生み出せなければ稼ぐことすら叶わないのだから、彼らは重要な存在です)

私は常にすべてを手段として考えるので表現に耽溺する姿勢にはなじめません。また表現に耽溺する姿勢では社会からの乖離を生んでしまいます。

だからこそ、SPIの歯車すべてを機能させ芸術を「道具として」用いる

SPIアーティストになるべきではないかと考えます。

しかしこれは前述した通り非常に限定された立場です。

芸術はあらゆるものを包含しますが、SPIアーティストはその中のごくごく一部の立場です。

そして普通の芸術家および芸術愛好家からは嫌悪されかねない立場です。

でも私はこういう存在でありたいと昔から考えてきました。

ここに書いたことは私の中ではずっと自明なことでしたが、この芸術論の連載をしてようやく言語化する必要性に迫られて言語化することができました。

私はこれからも手段としてこの与えられた才能を使っていこうと思います。

そして、Social×Profit×Impressiveという三つの観点から社会を変革しようとする

同じような考え方の才能あふれる人が増えたらいいなと願っています。

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